秋にラズベリーを探して一苦労

2021年9月27日

現在、新しいオーガニックコスメブランドをメイクさんと開発中。

オーガニックなクランベリー、ブラックベリー、ラズベリーなどを原料に使ったメイク商品です。
こちらの商品と同じ原料です
  → 美肌オイル:3つのベリー

で、開発も佳境に入り、そろそろ商品カタログやホームページ用に写真をとることになりました。
撮影の事前打合せで、
「商品と一緒に、クランベリーやラズベリーの実をあしらうとかわいいですよね」
という話になり、
「それはいいアイデアですね!そうしましょう。」
となりましたが、その後大変なことに気づきました。
ラズベリーの実なんて、今の時期、ありません!
季節外れの果物でも、最近ではハウス栽培してたりして、入手できますよね。
おカネさえ出せば冬でもスイカは買えますし、秋でもイチゴは売っています。
でも、ラズベリーや、ブラックベリーのような、一般的でない果物はなかなか入手できない。
季節外れの街で、あてのないベリー狩りが始まりました。
最初は、フラワー手芸店などを巡って造花を探しました。
最近の造花はとても精巧にできてますが、近くで見るとやっぱりどうしても作り物感がでてしまう。
探すのが大変でも、フレッシュな青果でこだわろう、と決めました。
築地や大田の青果市場なんかで探してみては?と友人がアドバイスをくれました。
ラズベリーは、青果市場の高級フルーツ専門の仲買業者さんで、小売してくれるところを見つけました。やれやれ。
・・・でも、クランベリーは取り扱って無いとのこと。
ちなみにクランべリーの旬は11月。
まさに、今ですね。でも日本では売っていない。
ドライやジャムや冷凍ならあるけど、欲しいのは 生の実。
そもそもクランベリーを栽培している農家は日本にはないようです。
北米の大規模農園に価格で勝てないという理由の他に、日本ではクランベリーを食べる習慣がなく需要がありません。
日本では馴染みのないクランベリーは、アメリカやカナダでは、非常に一般的で庶民的なフルーツ。
ジュースで飲んだり、感謝祭の七面鳥にソースにしてかけたり、ジャムやパイにしたり、今の時期ならどこに行っても売ってます。
困ったな、と探した末、園芸店にクランベリーの苗がうっている、しかも今の時期ならもれなく実が付いている!という情報を聞きつけ、苗木を買うことにしました。
ネットの園芸店で売ってるのを見つけました。
しかも安い! 980円。
もちろん欲しいのはどちらかと言うと苗よりも実のほう。
趣旨を説明して、「できれば落っこちてる実も捨てないで一緒に送って下さい、お代は払いますから」と言おうと思います。
変なお客ですよね(笑)
今回、葉っぱを初めてみましたが、なかなかかわいらしい植物ですね。
撮影後も庭で大事に育てようと思います。