紅茶を作りました

今年も都心の人を呼んで、お茶つみ体験を3回やりました。
僕も、参加者にまじって、ついでにちょちょい摘んだお茶で、手作り紅茶をつくってみました。

生葉を約1kg摘んだのが200gの紅茶になります。
プロの人に言うと怒られそうですが、作り方は、意外に簡単!
摘んできた生茶葉を広いところに重ならないように広げて、一晩、ゆっくり生乾きにさせます。
いわゆる「緑茶のかおり」が、リアルに体験できます。

しなびた茶葉を、ゴシゴシ揉み込みます。この段階になってくると、発酵が始まりフルーツのような香りがでてきて、至福のひととき。
茶葉の色はまだ半分グリーンを保っていますが、だんだん紅茶色に変わってきています。

もう良いかな?と頃合いを見計らい、熱を加えて酵素を壊して、発酵を止めます。
オーブンやフライパンでやる人もいますが、僕は電子レンジを使います。
湯気がモウモウ立っているできたてホヤホヤの紅茶を天日干しにしてカリカリに乾かします。
もう出来上がりです。

フルーツのようなあまい香りですが、出来たてでまだ荒っぽい味なので、半年後が楽しみです。
白っぽくみえるのは、細かい産毛が日差しに輝いているから。真っ黒なのに銀色に見えます。

手作り紅茶は毎年違う味と香りが楽しめて、お茶工場の製茶のプロに頼んだ物とは、また違う楽しみがあります。

かんたんなのに奥深い、それが紅茶作り。

本格的な出荷用の茶摘はあしたからです!