ねこを飼っていて嫌な事
猫を飼うと言う事は、いい事ばかりじゃございません。
嫌な事もたくさんあります。
うちの近所で買われている猫たちは、外に出る時はみんな玄関にヒモでつながれています。
放し飼いはいません。
昔と違って、猫エイズとか怖い病気が蔓延しているので、獣医に行くと外で放し飼いしないように指導されるのです。
迷子や喧嘩、車に轢かれる心配が無くていいんだけど、猫の出し入れがとってもめんどくさいです。1日に何度もいちいち首輪をつけてやらないといけないし、出している間は玄関のそばから離れられません。
春~秋は一緒に家の前の階段に座ってお茶を飲んだり、本を読んだり、仕事したり出来ますが、冬はそれが出来ません。
猫は気まぐれ者。
せっかく外に出してやったのに、ものの5分もしないうちに、
『飽きたからもう帰る、家に入れてくれろ!』
と鳴かれると腹が立ってきます。
最近は「しつけ」と称して、3回鳴くまで入れない、或いは外に出さない、と決めています。
それが功を奏したのか、最近は首輪をつけて出してやると、寒い日でもたいてい30分は粘ってから帰ってきます。
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ところで、先月の中旬、風邪で寝てる奥さんのお見舞いに水仙の切花をかって来ました。もう1ヶ月もたつのに、美しい花と香りが非常に長持ちするのには驚かされます。
・・・でも、うっかりしてました。
うちは花を買ってはいけない家だったことを忘れていたのです。最近の悩みはこの水仙をチクワの被害から守る事。
チクワがかじるんです。
奴は水仙の茎が大好物なんです。
いつもはドアがしまっていて猫がはいれない玄関に隠しておき、猫を外に出すときに入れ替わりに室内に入れてしばし花を楽しむのですが、花を入れるのをわすれようものなら、あっという間に、チクワに襲われてしまいます。
すでに3回ほどやられました。
ちゃんと、猫の草を与えているのにもかかわらず、水仙が好きみたいなんです。
奴を出し入れする際には、入れ違いに持ち出される水仙を見かけて、『うまそうだなあ』、とうらやましそうに、必ず目で追うのでちょっと腹が立ちます。
チクワがいると、安心して花を活ける事が出来ないので、なんだか生活の潤いを奪われたような感じが時々してしまいます。
以前、草月会館のそばの職場だったので、いけばなを習おうかと思った事が有るのですが、奴がいる事を思いだして、あきらめました。
まあ、仕方ないのかな。