まめまきの思い出

昨日は近所の護国寺で豆まきがありましたので、 ちょっと顔を出す。

里見幸太郎のほか、お相撲さん、女子プロレスラー、
わけの分からないコスプレ歌手などなど、ゲストの有名人&not-so有名人たち。
そして一般人の年男・年女たちが、いっせいに豆をまく。

群集は大興奮で豆を拾う。

僧侶たちが、プオォォォ~!っと
勢いよく吹き鳴らすホラ貝が、 戦闘本能をさらにかき立てる。

争って豆を奪い合うさまは、まるで公園のハト!

あっという間に終わる。
面白かった。
豆をいっぱい拾って大満足。

     ***

子供のころの切ない出来事を思い出しました。

節分の日に豆まきをしたくて父と約束したのに、
父はぜんぜん帰ってこない。

夜遅くにかなり酔っ払って帰ってきた父。
面倒がって鬼をやってくれないので僕は泣きました。

それを見ていた母は、
「せっかく寝ないで待ってたのにかわいそうじゃないの!」
と父をしかりました。

父は、

「ああー分かった分かった!やればいいんでしょー、やればー!」

「・・・はぁい、鬼だよぉぉ! ほらぁ 豆投げろよ。」
とめんどくさそうに鬼の役をやる。

それをみて、馬鹿らしくなった僕はさらに泣けてきた。
悔し泣きしながら、父ちゃんなんか嫌いだ!と
酔った父に豆を投げつける。

たぶん1年生くらいの時かな?