となりの人に宿題を頼まれる
隣のバングラデシュの食材店の人たちともすっかり打ち解け、
たまに仕事の合間の息抜きに、顔を出してお茶飲んだりしています。
たまに、これなんて書いてあるの?ときかれて、
書類の難しい漢字を読んであげたりすると、たいへん喜ばれます。
店員さんの一人で、最年少の青年は、日本語学校の学生。
その彼から、「学校の宿題を教えて下さい」と頼まれました。
それは作文の宿題。
「にほんにきておどろいたこと」、「わたしのすきなこと」、「わたしのともだち」など
5つのお題の一つを選んで、原稿用紙5枚に書く宿題です。
「杉さんならどのトピック書くか?」ときかれて、
「うーん、『わたしのすきなこと』なんか楽そうだね」と答えると、
「じゃあ、ワタシのために書いて下さい」
「え?!でもこれはキミの宿題でしょ?」
「ハイ。もしワタシこれベンガル語で書くと10分でかける。でもニホンゴで書くと3時間かかる。
だから時間モッタイナイでしょ。だから杉さん書くオネガイ。10分でかけるでしょ? OK?」
目が点!
オネガイ、オネガイと何度もお願いされましたがもちろん断りました。
「あとでチェックしてあげる、OK。ノープロブレム。でも書いてあげるはNoNoよ!
君、ベンキョしないとアタマ悪くなるよ!」 (彼らと話していると、口調が似てくる)
文化がちがうんだなあ、とちょっと面白かった出来事です。