もう年末かぁ~ 大掃除とプリン事件

おとといから家中大掃除してます。

普段掃除をしてるところはあっという間に終わるけど、例えば、この家にすみ出してからいっぺんも掃除してない換気扇はギットギト! 焼き肉屋さんの換気扇の様。

こういうしつこい油汚れは重曹が本当に大活躍。

べっとりとした油に振りかけると、アラ不思議!
指先でこすると、油と重曹の塊がぼろぼろ面白いように取れて、新品同然になります。

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来年は、計画性、整理整頓、早寝早起き、を実践したいです。
毎年同じようなことを思ってる気がしますが。。。

 

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美味しいたまごをたくさんいただいたので、プリンを作りました。
最近流行りの、とろふわ系よりも、昔ながらのかたくてどっしりした方が好き。

作っていると、5歳のころ、母にプリンを作ってもらったときの事件を、
ずっと忘れてたのに急に思い出しました。

ある日、母にプリンを作って欲しい、とたのんだのです。
ところが熱いカラメルを型に注ぐときに、母は高熱のカラメルをうっかり指先にこぼしてしまい火傷をしてしまい、とても痛がっていました。

それを見た僕は、自分がプリン作って、と母に頼まなければこんなことにならなかった!
と自分を責めて、泣きながら母にあやまりました。

今だったら、「ちゃんと注意しないからだよ!気をつけな!」くらいで済ますところですが、我ながら5歳児って純粋なんですね。

で、火傷のあとの顛末ですが、
プリン作りは一時中止したものの、指に包帯をして、泣く子もなだめて、また再開しました。

よほどショッキングだったようで、どんどんそのときの光景が脳裏にありありとよみがえってきました。

薄暗い北向きの台所。
カラメルを指にかけてしまう瞬間。
痛がってうずくまる母。
プリン作り再開後、オーブンが無かったのか蒸し器に型を並べていた光景。

それにしても何であんな陰気臭い、寒い台所だったのか。
昔の家はそういうものだったんでしょうね。

比較的、恵まれた楽しい家庭で明るく育ったはずなのに、
楽しい出来事よりも、ゆううつな思い出ばかりが思い出されます。
いつもが楽しいから、ちょっとした憂鬱な事が特に思い出されるのかもしれません。

生まれて初めての記憶に残る映像は、
すんでいた西宮市の社宅の薄暗いコンクリートが湿った感じの階段を、
母と兄と黙って一段一段登るシーン。
家までなかなかたどり着かないのでゆううつ。
3歳のころ? オレンジの魚の服を着ていた。

なにも落ちが無いシーンなのになぜ覚えているのだろうか。