日食観察でかゆくなる
今日は、日食ということで小雨降る中、
近所のA子ちゃん(日食観測めがねを2つも買ってヤル気満々)にさそわれて
近くの公園まで様子を見に行きました。
小学生の頃。
A子ちゃんは、寒い冬空のもと、
毎晩、口をぽかーんと開けて天体観測をしたせいで
肺炎になってしまった、という武勇伝(?)もあります。
大人になったいまは、星について語ることはないけど、
日食のニュースで昔の血がうずいたんでしょうね。
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でも、東京の空は厚い雲で覆われ「その時」、が来ても、
全くなーんにも実感しませんでした。
雨雲で薄暗いのか、日食で薄暗いのか。
なんだかよくわからない感じ。
「その瞬間、動物たちが騒ぎはじめ、目からは熱い涙が。。。」
「人生観が変わる」
「時間が止まる」
「UFOが現れた!」
などとTVでコメントする人たちがいたので、
超期待してたのにがっかり。
そしたら一緒に来ていたAちゃんの妹が、
「なんか体中がカユーイ!」
と突然言い出したので、
それはきっと日食の影響だよ!
神秘的な自然現象だよ!
ということにして引き上げました。
関西などでは見られたようですね。
ちょっとうらやましいです。
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そうそう、日食観測は今週我が家に居候のドイツの友人P君もいっしょです。
建築美術館のキュレイターで、日本の建築家の取材旅行兼自分の休暇とのこと。
2ヶ月近いバカンスだそうでうらやましい限りです。
日本語の「て、に、お、は」や「られる、される」などの使い方をだいぶ忘れてましたが、「ヒトラー台頭時のドイツの選挙制度の問題点」などかーなりややこしいことでも、少ない語彙でかなり的確に表現できるのがすごい。
言葉はそんなに必要ないのかも。
日食観測後、腹減ったね、と一緒にカレーやサンに向かう途中、知らないおっさんが、
P君にむかってうれしそうに「ビンボウ!」(と聞こえた)と叫びました。
国際交流のつもりでしょうが意味不明。
「掘った芋いじるな*」系のフレーズなのかな?
*「掘った芋いじるな?」っていうと、”What time is it now?”って聞こえるそうです。
ビンボウ、、、 何の意味だろうって、考えさせられます。
「たぶん、おじさん、わたしが『びんぼう』おもった、かな?」
とP君。
そうかもしれない。
いい大人が、適当な格好で日中、日食観測めがねをもって、ぶらついてるんですから。