のりもの大好き。

男の子はなぜ、のりものが大好きなのでしょうか?

特に電車!

男の子がいる家に遊びに行くと、おもちゃにしめる電車比率が非常にたかいです。
電車のっていても、見かけた電車の路線名や車両の型番(モハ-○○○○系?、みたいな)を叫んでる子がいたりして、鉄道愛の深さにすごいなぁと感心します。

自分も子供のころは電車好きでした。

小学一年のとき、大人になったらつきたい職業の絵で

 「はんしんでんてつのうんてんしゅ」

という絵を描いて学校の廊下にはってもらったのを覚えてます。

(。。。そう、私は阪神地区に住んでました。
最寄り駅は阪急六甲駅でしたが、阪急電車は子供受けしない地味な茶色だし、球団も阪急ブレーブス(懐!)よりも阪神タイガーズのほうがユニフォームもかっこいいと思ったので、阪神電鉄入社?希望でした。)

当時の私が、今の私を見たら、残念がるでしょう。
 「なんや、運転手ちゃうんか?」って
  (あと、21世紀なのに空飛ぶ車に乗ったり、
   銀色のスーツを着てないことにもがっかりするでしょう。)

男の子が成長するにつれ、大概、鉄道は愛の対象から、単に便利に利用する足、という位置づけに変化していくものですが、中には大きくなっても愛がさめない人たちもいます。
なぜでしょう? 
好きなんだから理屈なんかないんでしょうね。

うちの奥さんが、バナナやオレンジのシールを集めてるのと同じですね。

で、ナーンデ電車の話か、というと、

これを見てください。
まるで、有名人に群がるパパラッチのようです。
私の住んでる家の近所に鉄道好きの間で、超有名な撮影スポットがあり、いつも高そうなカメラと三脚を持った鉄道好きでにぎわってます。
平日でもいるのでびっくり。
休日は赤ん坊を背負ったオトウサンもいたりします。

ふつう電車って、フェンスやホームにさえぎられて、プラットホームから上の
「上半身」しか見えませんが、この撮影スポットですと、
車輪などの足回り部分が、自分目線でばっちり観察できるので人気な様です。

ある日。

駅に向かってレール沿いに歩く道々、
ひまだったんで自分も鉄道撮影に挑戦してみました!

へたれなんで携帯カメラで(笑)

スピードが速いので、意外に難しい!
撮るんならやっぱり先頭の「顔」をとりたいですよね。

シャッターが遅くて、顔ではなく胴体写真になってしまった。

何べんやってもこんな感じ。

一計を案じて、「顔」じゃなくて「おしり」を狙うことに。
これならとれるだろう。

去り行く電車のお尻を狙って撮影するものの、

タイミングを逸して通り過ぎちゃった。 さみしー。

駅まで歩く間に何度か挑戦して、ようやく、ようやく成功!

小さな達成感♪

ガタンガタン!、と大音響で通り過ぎるでっかい電車をカメラでを「しとめる」喜び。
大きなマンモスを捕まえる感じです。

鉄道ファンの気持ちが1%くらい分かったつもりになりました!

でも、きっと鉄道ファンはこんな普通の各駅停車の通勤電車じゃなくて、
特急電車とか寝台列車、や貨物列車なんかを撮るんじゃないかな?

とおもい、こんなもので満足してる自分のレベルの低さに気づきました。

たとえば、つりマニアだったら、
外洋でマグロを釣る人 vs 釣堀で金魚釣ってるガキ 

みたいなもんなんでしょうね。

奥が深いんでしょう、きっと。

多分、この趣味にははまることはないでしょうが、
例の撮影スポットで炎天下も極寒の日も、
何時間も粘っているあの人たちにちょっぴり尊敬の念を抱きました。

「鉄チャン」とかいって、バカにしちゃいけないな~と思いました。