迷い鳩

「鳩が事務所にはいってきた、助けて!」
と同じフロアの事務所のお姉さんが逃げてきました。

窓から追い出せばいいじゃないかと思ったら、近づいても逃げない。
足を見たら伝書鳩でした。

窓枠にとまらせても、いっこうに飛んでいく気配がない。

鳩が怖くて仕事が出来ない、と言われたので、つかまえて段ボール箱にいれて、屋上に放した。

お昼に見に行くと、まだ飛べずにうろついてる。
さすが、伝書鳩。
公園の鳩ぽっぽにくらべると賢そうな顔。
さかんに首をかしげてこっちをみている。

インターネットで調べたら、日本伝書鳩協会のHPに「迷い鳩」というコーナーが。
保護したら、とりあえず水やマメをあげて、怪我があれば近所の獣医で看てもらってくれ、とある。

電話してみたら、「うちの鳩じゃなくて、鳩レース協会さんの鳩ですね」とのこと。
鳩レース協会に電話して、足輪の番号から、持ち主を割り出してもらって電話したが、あいにく不在。

また夕方に電話してみて、出なかったら、どうしよう。
夜露があたるとかわいそうだから、パンでもやって箱に入れといてやるか。

いやはや、世の中いろいろなことがあるものですね。

日本伝書鳩協会:迷い鳩
http://www.nihon-denshobatokyokai.org/page025.html