みかんプロジェクト ボランティア募集
HPできました→ 里山みかんプロジェクト
私たちと一緒に四季を通じてみかん畑の維持のたのしいボランティアをやってみませんか?
みかんの花、化粧水、みかんの実、などお土産つき。
里山みかんプロジェクト
<参加費>
原則無料ですが、たまにカンパ(500円程度)をいただけるとうれしいです。
<アクセス>
電車: JR小田原駅からバス15分+みかん山を徒歩で登って15分。
車: フラワーガーデン無料駐車場に停めて徒歩10分。
みかん畑には作業用車両のみ駐車可能。
詳細はこのぺージの下の「アクセス詳細」をご覧ください。
<日時>
この日程以外にも、メンバーが独自に作業していることもあります。
時間は10:00~16:00くらい
2009年 ミカンの作業日 ミカンの主な作業
第1回) 3/22(日) 雑草とり、春の肥料
第2回) 4/12(日) 雑草とり、ハーブ種まき
第3回) 5/16(土)&5/17(日) 雑草とり、花つみ*
第4回) 6/13(土) 雑草とり、夏の肥料、青い実の全摘果(幼木、弱った木)
第5回) 7/11(土) 雑草とり、青い実の摘果
第6回) 9/12(土) 雑草とり、仕上げ摘果、成らす実を選ぶ、台風対策
第7回) 10/24(土) 雑草とり、秋の肥料、イタリアンライ・クローバー種まき
第8回) 12/5(土) 収穫
第9回) 12/19(土) 収穫
第10回) 12/26(土) 収穫
* 花摘みのお楽しみ。
穀物からとったエタノールを入れたビンにお花を入れてもらい、
ネロリエッセンスを採集するものをお土産にしてみては?
一週間ほどで、黄金色に輝く、芳しいエッセンスが採取できます。
取れたエッセンスを使ってルームフレグランスにしてもいですし、炭酸水や水に数滴たらせば、おいしい飲み物にもなります。
持ち物: 密閉できるガラスジャー、ウォッカや、無水エタノール。
(お手元にアルコールがなければ、バス停を降りたところのコンビニで焼酎か何かを買っていただけるかもしれませんが、無水エタノールかウォッカが一番です。)
<基本の集合場所、時間>
変更あるときは別途ご案内します。
※ バス: 小田原駅東口 バスターミナル 2番乗り場 9:30 *注
※ 車: 現地集合 10:00
(注: 一人で道がわかる方はこの時間でなくても大丈夫です。)
参加希望はこちら
(希望日を備考欄に記述してください)
⇒ みかん作業参加希望
<もちもの服装>
動きやすい、よごれてもいい服装、帽子、軍手(なければ貸します)
蚊の時期は虫除けと虫さされ薬。
お弁当と飲み物 (小田原駅か、バスを降りたふもとのコンビニで調達可能。)
小田原駅から歩いていけるところに温泉施設があるので、
帰りにお風呂に行っても良いですね。
小田原お堀端 万葉の湯
もしくは足を伸ばして電車で30分で箱根湯元。
<注意>
みかん狩りは危険がつきもの!?
木から落ちたり。
クマに襲われたり。
みかん食べすぎておなか壊したり。
変なところに迷い込んで井戸に落ちたり。
保険は入っていません。何かあった場合、ぜーんぶ自己責任です。
これだけはご了承下さいね。
お子さん連れでも大丈夫。
収穫のときなどたくさんの子供たちが来て、サル山状態(笑)。
みんな本当にたのしそうですが、こちらも自己責任でお願いします。
適度に目を離さないようにお願いします。
<だれがやってるの?>
小田原みかんプロジェクトという任意団体です。
メンバーは、全員ボランティア。
NPO法人cafeBegoodの職員有志、化粧品会社関係者、設計士、などがメイン。
で、その家族&友人たち。
職種は偶然ですがなぜか建築設計の仕事をしてる方が多いのですが、化粧品からシステムエンジニア、占星術師、デザイナー、鍼灸師、作曲家、学生さん、学校の先生、主婦さん、まで本当にいろんな人たちの寄せ集め。
みかんと土を愛する老若男女。
合計10~20人くらいかな?
小田原の方もちらほらいらっしゃいますがほとんどは、市外の人。
<トイレは?>
現在コンポストトイレを建設中(まだ出来てません)。
それまでは離れた竹やぶの中などでもどうぞ。
人気がない山の中なので大丈夫!紙を忘れずに。
気になる方はちょっと歩いてフラワーガーデンの公共トイレを借りるといいでしょう。
<アクセス詳細>
【電車バスでおこしの場合】
小田原駅東口より、伊豆箱根バス(2番乗場)より
フラワーガーデン行き。約12分「中宿」下車。210円。
行きのバスの時間
9時、9時40分、10時20分、11時、11時40分、
12時20分、13時、13時40分、14時20分、15時
※久野車庫行き、兎河原循環は到着しません。
◎9時40分がお薦めです。
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帰りのバス時刻(中宿→小田原駅)
休日:12時38分、13時18分、58分、14時38分
15時38分、16時18分、58分、17時38分
平日:毎時26分、56分
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□中宿バス停(ファミリーマート前)からの歩き方
(行程700m 行き 12分、帰り10分)
中宿バス停から街道を西(進行方向)へ110m。
最初の右に曲がる路地を入る。250m道なりに。
最初の二股を右。次の二股も右(何れも上の方)で農道に入る。
杉の並木を抜け、道なりに150m。二つ目の4叉路を
斜め前方向に(丘を登る)。120m突き当りを左へ。
50mで北村農園入口です。
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【お車でおこしの場合】
お車でおこしの場合はできるだけ、「小田原フラワーガーデン」に
駐車してください。無料で止められます。(トイレ有)
□フラワーガーデンからは、徒歩約11分(800m)です。
フラワーガーデンからは、出口の方角(南方向)に向けて約100m歩き、
東西に伸びる幅12mの道路を、4号古墳の方角に向けて歩きます。
4号古墳を過ぎ、150mで、右斜めに下る細道が現れます。
その道を降り、15mで二股に分かれる農道を左へ。
250m先の4叉路を左へ。丘を登り120m突き当りを左へ。
50mで北村農園入口です。
<みかんプロジェクトの意義>
何でこんなことをしているの?
● 表向きの理由: 日本のみかん農家の支援、食糧自給率の維持
(本当の理由は後述)
輸入自由化と消費者の
みかんばなれで、みかんの価格が下落しています。
農家の経営が悪化しており、日本のみかん農園は一部のブランド産地以外は縮小を迫られているのです。
高齢化もこれに拍車をかけているようです。
みかん畑は放置するとクズなどのつる植物が木を覆ってしまい、5年も放置すればみかんの木は雑草に完全におおわれ、弱って死んでしまうそうです。
みかんの木が枯れて、根っこが地盤を支えられなくなると、急斜面のみかん園は、土砂崩れの危険が出てきて、ふもとの住人や道路が危険にさらされますし、景観も悪化します。
あと、小田原ってとてもいいところなんで、もうちょっと世間にアピールしたい、という地域活性化の目標もありますが、小田原在住メンバーはまだたった3人。
地元の方に今後どうやってアピールしていくかが、現在の課題です。
あと、大事なのはお金のこと。
基本はボランティアとはいえ、
農園を維持するためには費用がかかります。
その費用を捻出させるために実を摘んで販売するという試みを何回かやったのですが、みかんの実は二束三文。
せいぜい1Kg300円です。
見掛けは悪いのですが、凝縮された味がすごくおいしくて、一度食べたらスーパーで売ってるみかんが食べられなくなるほどおいしいみかんが取れるのですが、高くは売れません。
東京への輸送費やイベント出店量などを差し引くと、お金はほとんど残りません。。。。
で、わたしたちが目をつけたのが、みかんの花。
アロマテラピーで「ネロリ」と呼ばれる高価なエッセンスや蒸留水は、
ダイダイというみかんの花を利用しています。
じゃあ、温州みかんの花でもこれが作れるのでは?とおもい挑戦しました。
そしたら、いいものが出来ました!
こちらが、その商品。
⇒ みかんの花の化粧水Kuno
これを販売すれば、みかんの実以上の売上が上がり、みかん農園に還元することができます。
通常は価値がないみかんのはっぱや青い実も、
「プチグレン」というアロマテラピーの成分になるんです。
私たちの維持する放置農園の温州みかんの木は約100本。
たくさんの成熟前の実や枝、葉っぱ、花が収穫できます。
放置されている、ということでいい事もあります。
化学肥料をずっ~と使用してきていないのです。
化粧品原料にはもってこいです。
あと、アロマテラピーの講座を現地で開催することも考えております。
こういうような活動を通じて補助金や寄付金に頼らない、
持続可能なボランティアが可能になるのでは?と思ってます。
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われわれの国産ネロリプロジェクトをモデル事業として、
どこかの大手化粧品会社がこれを参考に同様のことをやってくれたら、
困窮する日本のみかん農園を少しでも助けて上げられるかもしれません。
ゆくゆくは日本のみかんで作った製品だよ、と世界に輸出したいものですね。
夢はふくらみます。
しかも、食糧危機の際には、花を摘むのをやめて、実をならしましょう。
そうすることによって、日本国民のビタミン需要を補います。
っという、壮大なプロジェクトです。
以上が表向きの理由。
で、本当の理由は?
「たのしいから」!
日々の生活を離れて、山の中でもくもくと土と触れ合うこと。
経験したものでないとわからない、なんとも言いがたい気持ちです。
たんに、体を動かしてすっきり!以上のものがあるような気がしてなりません。
農耕民族の日本人DNAが喜んでいるのでは?という意見も。
作業を終えて、みかん畑を去るときには、みかんの木たちが、
ありがとう! といってくれている気がしてなりません。
普段味わえないような不思議な喜びを感じます。
というわけで、皆さんも一緒にやってみませんか?
いじょう、「里山みかんプロジェクト」のご案内でした。