駅の雑踏で足がぶつかったといって、杖をついたおじいちゃんをつき飛ばす、ひどい若者
新宿駅の雑踏の中、杖をついて歩くおじいさんがいました。
そのおじいさんの杖に、若者の足が引っかかった。
怒った若者は、舌打ちをして、おじいさんを突き飛ばし、スタスタ歩いて行く。
なんて奴だ!
おじいさんはよろけつつも杖を拾って若者を追いかけようとした。
勇敢な爺さん!
でも、これは無益な戦いだ。
それを制止しようとして、とっさに僕の口からでた言葉は、
「大丈夫ですか?!」
おじいさんは我に帰り「大丈夫です」と答えた。
「変なやつが多いから気をつけてくださいね」と僕は言った。おじいさんは、和やかな顔になり、ありがとうと言って去って行った。
やれやれ。若者がおじいさんの杖でボコボコにされるのを救ってやれて良かったよ笑
怒った人を制止する時は、やめろ、と言うよりも、心配してあげる方が効くと思う。我ながら良い対応だった。