スギの木が赤茶けて見えるのは、花粉のせいではない

花粉症の人にはいやな季節が近づいてきましたね。

裏山のスギ林の色を見ると赤茶けた色をしています。
まるで山全体が、花粉だらけ!

・・・とおもいましたが、ちかよってよく見ると、茶色いのはおもに葉っぱで、花だけが茶色なのではない。

山のスギは赤茶けたのがほとんどですが、中には葉っぱがほとんど緑の物もあります。スギの花は米粒サイズくらいなので、こういった樹は、離れて眺めると青々としており、ぜんぜん赤茶けて見えません。

(この写真の木はほとんど緑。写真下の方に少しだけくすんだ色の葉が見えてます。)

家に帰って調べてみると
そもそも、スギという植物は、紅葉のように冬季に赤く変色する物なのだそうです。

温度が低くなると緑色のクロロフィルと言う成分が減少し、赤い色のロドキサンチンが増えて、スギの葉が赤みを帯びてみえるそう。ただ、中にはロドキサンチンの生合成がへたくそな樹もあって、これは紅葉しないそうです。

なるほど、勉強になった。
苗字が「杉」なだけにこの時期はスギの動向が非常に気になります。