福島っ子元気村キャンプ

福島っ子元気村キャンプ」という活動を震災の直後から続けています。
今年も参加しました。


(みんなでお料理の準備中)

2011年の終わりごろ、福島から避難してきた人と交流する中で、
内部被爆を恐れて外で遊ぶことができなかったり、時間制限があったりする子供がたくさんいる、と聞きました。
そんな子どもたちを、自然の中で思い切り遊ばせること、を目的にこのキャンプを始めました。

当時は、原発事故の収拾がどうなるのか、福島そして日本がどうなっちゃうのか、
全く想像がつかなかったので、とりあえず「最低でも5年は続けます」と親御さんたちに約束しました。

最初は、運営側も不慣れなため、いろいろ失敗があったり、体力消耗&睡眠不足でイライラしたスタッフ同士でいざこざがあったりなどしました(肝心の子どもたちはいつも楽しそうでしたけどね)
が、もう5年(年2回なので、10回目!)もやってるので、だいぶ運営もこなれてきました。

リピーターの子が多くて、彼らの成長が見られるのも楽しみのひとつ。

初回は、2年生だった子が中学生になってたり、
最初は参加者としてきていた落ち着きのない子が、しっかりと成長してきて、
今年からはスタッフとして小さい子供をまとめる役になってたり。
以前にボランティアスタッフとして参加した高校生の子で、子供キャンプの経験から、
保育士になる、と進路を決めた子もいました。

雨風で自然に除染がすすみ、放射能への不安や興味もだんだん薄れていく中、
ふくしまっ子キャンプは福島の子どもたちや親たちと楽しく交流をする、という性格が強くなってきました。

今年の夏も、第11回目をやることがきまりました。
こんな調子で、毎年続いていくのかな。