タイの無農薬ハーブ農園見学

飛行機代とホテル代をケチってバンコクから2等の夜行列車でタイ北部の街チェンマイまで行き、そこから車で1時間ほどいったところにある農園に来ています。

ここで見つけちゃいました。
シャンプーの原料にふさわしい素材。

その名は、Kaffir lime(和名:こぶみかん)。
タイで伝統的に洗髪に使われてきたという植物です。
本当かウソか分からないけどタイ人に白髪やハゲが少ない理由だとか。

果肉は食べられないけど、皮や葉はレッドカレーやトムヤムクンに欠かせない香料でもあります。
日本で言えばさしずめ柚子のようなものでしょうか。

一番上の写真はたんなる野原に見えますが、れっきとした畑です。
ここでは20種類程度のハーブや野菜を無農薬で栽培しています。

虫の多そうなタイで虫害が少ないのに驚きました!

虫の嫌うハーブ類を植えることと、多品種の作物を別々に分けずに混合植えすることで害虫を防いでいる様です。
ただし収穫効率が大変悪いと思いますので、高コストにならざるを得ませんね。

でもさすがに、雑草ばかりはどうしようもないのか、炎天下のもと、大きな麦藁帽子と忍者のような覆面で重装備の日よけをした農家の方が延々と雑草取りをしていました。

かなりの高コストになるため、このような農法を大規模に取り入れるには難しいと思いますが、少量多品種の家庭菜園や、買い手のあてがある農家の場合はこういう方法もいいですね。

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ところで、熱帯のタイにきて一番驚いたのは涼しい事。
さすがに日中はほどほど蒸し暑いですが、夜は意外にさわやかです。

いかに今年の日本が猛暑だったかということですね!