新しい職場で勤務スタート

このたび、東京の山奥のまち、あきる野市に自宅と事務所機能を移転させました。

東京といっても、都心とは別世界。
週末はBBQやハイキングの人たちがたくさんやって来るようなところで、昔は農業と林業が主な産業のまちでした。

以前より、将来は、自前の発送所や農地、生産施設を運営し、より理想に近い商品やサービスをお客さまに提供できる様になりたいと思っていました。
が、社員や資金力もないウチの会社には、自力でこれを達成するには、なかなか難しい物がありますので、地元のNPOや農家や林業の方、観光の仕事の方たちなどと協働して、助け合いながら少しづつ理想の実現を目指していきます。

その第一歩が、この明治時代に建てられた建物から始まります。

むかし、お米屋さんだったこの古い商家を借りている、障がい者就労支援施設に間借りする形で、フルフリの新しい出荷所がスタートします。

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今週から毎朝、ここへ自転車で出勤して、
商品出荷の実地練習と出荷所の整備作業をしています。

板の間に座って仕事をするのは、明治時代の番頭さんになったみたいで、とっても不思議な感じです。

課題も色々あるのですが、8月末の完全稼動を目指してがんばります!

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ところで、こっちに来ていちばん嬉しかったのは、気候が過ごしやすいこと。
夏なので日中はけして涼しくはないのですが、風が吹くととても爽やかで、都心の様に熱風が来る感じがないです。

出荷所は品質管理のため、エアコンを設置してもらったのですが、
母屋の事務所にはエアコンがありません。

でも、土間もある建物の中は意外と涼しいので、冷房なしでも何とかなってしまいます。
朝晩はひんやりして快適だし、同じ東京とは思えません。

むかし、舗装がなく、コンクリートのビルやエアコン、自動車も少なかった時代は、
都会でもこんな感じだったのかもしれませんね。