ユズの剪定講習

高知から東京に昨日帰ってきました。
東京って言っても、山間部ですけどね。

で、今日は午後から地元の農業普及委員会の先生による、ユズの剪定講習。
化粧品の仕事で、ユズには非常にお世話になっていますので、まずはどんな風に栽培してるのか、基本的なことは知っておかないといけない、と思い参加しました。

ゆずの木って改めて見ると、トゲがすごい事を実感。
イエス様の頭に乗ってるアレみたいな。

落ちた枝をうっかり踏んでしまうと、長靴位なら靴底を貫通するほど、頑丈でするどいのだそうです。小指と同じ長さですよ!
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何度もトゲで刺されてヒイヒイいいながら、作業をしました。
これは大変な作業ですよ。
あやまって切り落とした枝の下敷きになったら、と想像すると身震いしてしまう。
中世ヨーロッパの拷問器具のよう。
高いところ、狭いところ、とがった物、大キライ。

ただ、ちゃんと世話が行き届いている農家では、トゲを全部、やわらかい若枝のうちに切りおとすそうなので、こんな苦労はないのだとか。
放置された結果、こうなるみたい。
荒れたユズの木を手入れしてちゃんと管理が出来るようになるには最低5年はかかるそうです。

日本中の山里には、こういうユズが過剰に植わっているようで、どこの地方に行っても、ユズをどうにかしたいね、というのは共通の話題のようです。
柚子を使った商品で消費量を増やせれば、と思います。

いい天気。
満開のウメの花の甘い香り、柚子の葉のさわやかな香りが、山に満ちて素晴らしかったです。