5月は農繁期 !

2022年12月1日

2週間ほど旅を続けて、先日ようやく自宅に帰ってきました。
筍に始まり、みかん花摘み、茶摘み、田植え、と毎年5月は自分にとっての農繁期です。

【タケノコ祭り】
花咲き村のタケノコ祭りのお手伝い。

今年は近年まれに見る大豊作。
一人で30本は採りました。

おかげで最初、一本採るのに5分以上かかってたのが、終わりの方では、最短5秒で収穫できるまで上達しました。

来年までこの技術を忘れないといいんですが、多分、一年後には全部忘れてそう(笑


【高知出張。みかん花摘み】

* 室戸の山奥の集落で椿油を絞っているおんちゃんたちのコスメ企画の相談に乗ったり、みかん花収穫を指導してきました。
いくつになっても、やる気があるのっていいですね。

* 岩崎弥太郎生家前にまる弥カフェ という素敵なカフェがあります。
こちらのカフェと共同企画で、新しいみかん花の化粧水を作ります。
今年も20kg近い花を収穫しました。製品化が楽しみ!

カフェのテーブルで、どんなラベルデザインにしようか会議しました。
イラストレイターさんが色々用意してくれた原画を見ながら、全部素敵だね、全部いいね、ってことになり、一つに絞れなかったので、欲張って3パターンのラベルを採用することに(笑)。

【山口出張。ここでもみかん花】

*家に帰るまもなく高知から山口県に移動。お目当ては萩市の夏みかん花。
明治維新で失業した武士の家計の足しにと奨励されたのが、屋敷内での夏みかん栽培。今でも夏みかん畑が城下町にたくさん残っています。
この夏みかんを使った製品づくりを手がけています。

ここでも萩の皆さんと一緒にみかん花摘みを頑張りました。
地元企業とのコラボも決まり、今後の展開が楽しみです。

近くで遊んでいた小学生たちも花摘みを手伝ってくれました。

【東京のチベットで。お茶摘み】

山口から帰ったら連日、お茶摘みです。実は明日も茶畑に行きます。
「東京のチベット」と言われる、西の辺境の地、檜原村。ここは隠れたお茶の名産地。
標高が高いため虫がつきにくく、寒暖の差が激しく、良いお茶が取れます。
みんなで一年分のお茶をつみます。
今年は紅茶も作る予定。

とまあ、5月は、筍に始まり、みかん花、お茶、と毎年非常に忙しいのです。
そして、息つく暇もなく、田植えが始まります。
都会に生まれて、農業なんか見たこともやったこともないのに、気づいたらいつのまにやら、生活の一部になっていました。

生活の一部に…っというよりも、季節のうつろいの大きな循環にこちらが巻き込まれたような感じです。

嫌いなことはなるべく避けて、好きなことをなるべくやるようにしたら、なんとなく、不思議なめぐり合わせで今の生活に行き着きました。

20代、大都会の片隅の、会社の底辺でくさくさしていた頃から比べると、好きなことが仕事になるのって、本当に幸せで、ありがたい事だなと思います。

サラリーマン時代に比べて所得は半減しましたが、幸せは倍増しました。
仕事を選ぶときっては、つい、ネームバリューや給料で選びがちですが、それよりももっと大事な基準があると思います。
そのことに、最近の若い人は気づいてる人が多い気がします。
あれ?畑仕事の話をしてたのに、いつの間にか話がそれちゃいましたね~!